江南波覇

with a little sense of spirit of voyage

Chinese Cultural Evening

春節が始まります

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毎年恒例、CCEの最初を飾る獅子舞

ブログを始めてから更新頻度が高めですが、決して三日坊主的に、最初だから興奮しているのではなく、この学校でそれなりに多くの特筆したいイベントがあるからです!竜頭蛇尾にならないよう努めます。

それはそうとして、中国に興味のある方も、ない方も、近年中国の「春節」を耳にしたことのある人が、多いのではないでしょうか?春節とは、いわゆる陰暦の旧正月です。毎年1~2月頃に10日ほど続き、その年の暦によって、具体的な時期は前後します。

「爆買い」という言葉はご周知のとおり、最近中国からの観光客が増えていますよね。特に、この春節の時期は日本の冬休みに相当し、中国全土が総移動します。そして、僕個人の周りを見ていると、帰省する友人もいる傍ら、タイや日本に遊びに行く家庭も驚くほど多いです。

日本政府観光局の2019年2月の訪日外客統計を見ると、250万人の訪日外国人観光客の内、中国本土・台湾・香港の中華圏からの観光客が、約半数を占めていることが分かります。僕も日本にいた頃のこの時期は、街中でより多くの中華圏の方々が観光していた印象があります。ニュースなどでも、春節の経済効果などが頻繁に取り上げられていました。

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S.H.Eの【中國話:Chinese】というラップソングのカバー

そして、ここUWC常熟校では、毎年春節の始まる直前の金曜日に「中国文化晚会/Chinese Cultural Evening(CCE)」というイベントショーが催されます。同じ中華圏のUWC香港校でも開催されているようです。

これは、毎年春節の大晦日から元日にかけて、中央广播电视总台が放送する「春节联欢晚会」を模倣したもので、組織委員会の生徒を中心に、生徒や職員が演目を披露します。

学校の一大イベントだけあって、地元の生徒の家族が見に来るだけではなく、学校の設立者・地元政府からの来賓・生中継を行う電波放送局など、様々なゲストが来校し、このCCEを鑑賞します。ショーの見ごたえは、僕の表現力では著せないほど、素晴らしく、会場中が演目ごとに歓声に包まれます。

因みに、僕は去年勇気を振り絞って、総合司会の一人を務めました!緊張は限度を通り越し、虚実の区別がつかないくらいでした。脇汗が止まらず、脚もずっと痙攣していましたが、本番はとても楽しく、仲間と共になんとかやりきりました。今年は、観客兼出演する友人のカメラマンに徹しました。

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ドラゴンダンス。見た目以上に素材が重いですが、軽やかに操られ、生きているかのようです。

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見た目は京劇に似ていますが、地元蘇州の昆曲という伝統演目です。

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UWCならでは?西洋の楽器と中国の曲のコラボレーション

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中国・台湾・香港の生徒と教職員によるコーラス

全体としては、今年は音楽系の出し物が多めの印象ですが、どれもこれも見飽きません!武芸や空竹という演目も会場を沸かせました。

例年学校のYouTubeのサイトで、CCEの様子がライブ配信・アップロードされるので、UWC常熟校のことを知る上で、是非参考にしていただきたいです。

UWC Changshu China - YouTube

最後に、僕はこの春節期間中、最終学年として勉強に励みつつ、青海省出身の友人の故郷も訪れる予定です。春節期間中の中国各地は、とにかく華やかで、真冬にも関わらず、ずーっと賑やかです。時間のある時に、僕の旅行記についても、更新していこうと思います。

それでは再見~