台湾の近況
2021年は日台間の交流が再開すると思いきや
明けましておめでとうございます!と素直に言えそうにないお正月ですね。。。
前回の記事を書いた時は、年を越せば日本の感染状況も落ち着くのかな、だったら、自分がワーキングホリデー制度を使って台湾のビザ申請をしたこと、空港での通関から検疫ホテルでの15日間の隔離談、等々を書いて今後台湾に渡航する方の参考になれば、と考えていました。
結果、愕然としてます。
勿論日に日に感染者数が急増していることも、近々帰国しないといけない身として危惧していますが、感染が拡大する中、初詣だったり、大人数での年越しだったり、ちょっと首を傾げてしまう行動を取る人が少なからずいることにも、驚きました。
加えて、先月末、253日間新規感染例がなかった台湾でも感染が確認され、数日間一気に警戒態勢が高まっていました。しかも、感染源のニュージーランド国籍パイロットの無責任な行動がより一層波紋を広げています。
もうすぐでコロナ禍に巻き込まれてから1年が経ちますが、社会全体がバラバラのまま、結局歩調を合わせられないまま、軌道修正に至らず1年が過ぎ去っていき、切ないです。
ただ、その根本的な団結力の欠如は、一個人の切ない感情だけではなく、各国の「鎖国」をも引き起こしています。前回予告したとおり台湾のワーホリ制度について書こうと思った矢先、どうやら日台間のワーホリビザの発給が一時停止している、というのを耳にしました。ビザを既に持っていれば入れるそうですが、日本と同様、台湾も今後ほぼ全ての外国籍の入国者を受け付けないようです。
「苦盡甘來」(因みに日本語でも中国語でも発音が同じ)という言葉がありますが、今ちょっとずつ状況に応じて我慢をして、自由を取り戻せたらいいな、と思います。
台湾での隔離については、既に分かりやすいブログ記事が「留学プレス」
に投稿されていたので、渡航予定のある方は是非活用してみてください!
個人の経験だと以下の三点が知っトクです。
- マストアイテムは部屋干し用の洗濯洗剤、スポーツウェア(外に出られないので、乾きやすい薄手で十分です)、本。
- 日本からわざわざ小腹がすいた時用の軽食を持ってくる必要は無し。Foodpanda か Uber Eats を使えば、出前を頼めるだけではなく、スーパーに売っているような生鮮食品や軽食、現地のタピオカミルクティーも買えます!
- 携帯を普段あまりチェックしない方は、隔離期間中のスマホ依存や、政府機関からの抜き打ちチェックの電話への応答、等に注意。
その他、僕個人は、現地の知り合いからの差し入れや、同じく違う国で隔離中の友人とのビデオ電話などを通じて、精神的なストレスを緩和させました。体がなまって気分が悪くなることもあるので、渡航前に隔離期間中に部屋でできる運動を確認するのもおススメです。また、時間間隔を保つための自分なりの対策(規則正しい生活、窓際で日光浴、日記をつける等)も事前に考えておくと、余計なストレスを省けます。
そして次回の予告、、、?
今回の投稿では何かと負のオーラが前面に出てしまったので、次回以降の投稿(いつ書き終わるか分からない台湾旅行記)で紹介したい都市の綺麗めな写真を載せ、ネガティブ度を紛らわせたい思惑です。
台中は天気がよい、且つ台北や高雄ほど開発されいないから適度に住みやすい!ことで知られています。
日本統治時代の影響が色濃く残る嘉義。野球場、神社、監獄、ヒノキの伐採所・管理事務所、等々観光名所のほとんどの場所で日台関係の歴史を学ばされます。
個人的な感覚だと神奈川と埼玉的位置づけの新北市。台北を取り巻く一体を指し、板橋(いたばし、ではなくバンチャオ)や九份といった大きな観光スポットもあります。
基隆の写真は無かった、、、(今週末に行く予定ですが)台湾で一押しの夜市があったり、映画のロケ地としても頻繁に使われる絶対に訪れるべき北部の港湾都市です。
通年の降雨で悩ましい宜蘭ですが、三星葱(と蔥抓餅)だったり、温泉だったり、台北から小一時間もあれば行けたり、いうほど悪くはないです。
古都台南。台湾に移住できるなら絶対住みたい!食事も美味しければ、老街もあるし、路地裏文化も盛んで、町全体に漂うのんびりした空気が忘れられません。
基隆と同じく、港湾都市として発展してきた高雄は、近年バイリンガル教育にも注力し、洗練された街並みだけでなく、人材面でも更なる磨きをかけている模様です。
海、海、海、の屏東。墾丁のビーチは夏に戻って来られたら、訪れたいです。高雄市内から車で片道40分程度にある東港の魚市場では、絶品の海鮮にありつけます。
もっと見て回りたかったぁ
九州と同じくらいの面積の台湾ですが、残念ながら今回すべての地域を巡ることはできませんでした。東部や離島は交通もやや不便で、将来お金を貯めて足を延ばしたいです。また、秋から冬にかけての滞在だったため、媽祖の行進や夏に本場を迎えるマンゴーなど、まだまだ堀つくせていない一面が多々あります。
来学期以降機会があれば、もっと、もーーーっといろんな台湾を探索したいです。
おまけ
ここまで来ても台湾の魅力がいまいち伝わってこない、あるいはもっと台湾の文化について知りたい!という方は、是非台湾ドラマを一度でもいいので観てみてください、、、!高画質だし、プロットも日本や韓国ほどありきたりでないし、それぞれのドラマに個性があります。
「我們與惡的距離」は普段ドラマを観ない台湾人の友人も絶賛するくらい人気を博した台湾ドラマです。文学チックな主題歌のMVからも分かるとおり、やや暗めな作品ですが、それだけに見応えもどしっとあります。是非是非!
それでは、再見~