江南波覇

with a little sense of spirit of voyage

生存確認

計画

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昆承湖と中国校のキャンパスの一部

 久しぶりすぎて、「お久しぶりです」と言うか「改めてよろしくお願いいたします」と言うか迷っております、波覇です。

あのブログ終わっちゃったよね~、と呑気な知り合いによく指摘されますが、正式にはまだ終えるつもりは全然ありません!ただ、もともと中国やUWC中国校、あわよくば卒業後は大学についてブログを書き、これらの場所の知られていない魅力を発信していく予定だったので、そもそも中国にも大学にも物理的に行けず、刻々と事態が急展開していく中でその時々の「正しい情報」もお伝え出来そうになく、絶賛執筆休止しておりました。

今回は、ただ「生きてますよー」と宣言すると同時に、休止期間中に起きたこと、これからの計画(もどき)を書ければと思います。箇条書きで順に説明していきます。

休止期間中に起きたこと

  1. IBの最終試験が中止になった(試験の有無が将来的に大きく影響するのでとても複雑な心境だったうえに、この時点で中国に戻る理由が表面上無くなったので、喜んでいる場合では全くありませんでした)
  2. アメリカの某総合大学に受かった
  3. アメリカ大学進学用の奨学金に受かった
  4. 中国に卒業前に戻れなくなった(オンライン卒業式。避難からおよそ4か月後)
  5. 卒業
  6. オフラインで開催予定だった某会議をオンラインで敢行した(しかし、仲間の企画・運営者に本当に恵まれ、オンラインでも多くの学びを得ました)
  7. 中国が国境を開かず、新規ビザも発行停止のため、中国校の来年度が危機的状況になった(8月10日現在でもまだ目途は立ってません)
  8. 進学予定の大学もリモート授業になった(8月8日)

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南京から成都に向かう高速鉄道内にて

中国校で一年生の頃、四川省成都市(昨今某国領事館のうにゃむにゃで舞台となったあそこです)に友人と37時間もかけて地獄の鈍行で行ったことがあり、「これを乗り切ったから、あとは何でも耐えられる!」と自信を得ましたが、今大きく揺らいでおります。様々な反省を行えたので一概に無意味とは断言できませんが、まさか7か月もこの「避難」が続くとは思っていませんでした。そして、これがまだまだ続くんですね、、、

友人と話しているのは、百年後に孫やひ孫に語る武勇伝として気長に乗り切ろう、ということです。確かに、そこまで長期スパンで考えてみたら、目先の不透明感による緊張も少しは解れます。とりあえず、コロナでその百年後が抹消されないように足掻いていくつもりです。

一つ、どうしても残念なのは、悩みごとがあってもなくても走れば肩の余分な力が抜け、前向きになれた昆承湖の写真や動画が何故かほとんど残っていない、ということです。悲劇。

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遠くに虞山の稜線、手前に中国校が見えます

まあ、走っている時に普段携帯を持ち運ばないので、当然と言えば当然なんですが、、、中国のお国事情によって、Google Mapにも湖の周りの道が載っていないので、さらに伝手が失われています。幸い、何故か目を閉じれば細部までまだ鮮明に思い出せるので、常熟に戻れる日まで記憶を頼りにしていきたいです。

それはさておき、以下に今後どうしていくのか・いけるのか、どのタイミングでブログを更新するつもりなのか、軽く説明したいと思います。

計画(もどき)

  • 大学:ギャップイヤーは取らず、リモート授業のまま大学に入学するつもりです。リモート授業やその他の大学の活動における質や自分と周りの熱意によって、為になりそうな内容をふとした時に書くつもりです。キャンパスに行ける時が来れば、より具体的なことを書きたいです
  • 中国:確実にすぐには戻れないでしょう。国境が開いたとしても、卒業してしまった今、完ぺきに安全な状態に戻るまでは観光としての入国が困難でしょうし、逆に感染を拡大させてしまったら申し訳ないので、皆目見当が付きません。ただ、自分の一個下の代の中国校の国際生が早期に中国校に戻って、IBのカリキュラムを最低限こなしていけることを切実に、今最も、祈っています。将来、機会があればまた中国全土を旅行して、小説と歴史の舞台や大自然を巡ったり、中国茶蒐集も復活させたいです。過去の紀行の記録は気が向いたら執筆します!
  • その他:みなさんと同様、長引く「自粛期間」(僕の場合は「避難生活」の終わりの見えない延長)を通して、いろんな反省や考え事、友人とのある程度ディープな議論をしました。それをひけらかして誰かの役に立ちそうだと判断すれば、ちょこっと片隅に書いていきたいです。大体無駄話なんですが、、、最近の例だと、とある親友の嘆きです:"Hope is quite a double-edged sword if it hinders you from making a decision." 希望って前を向くのに必要なのに、逆によく人を打ち砕きますよね。それも醍醐味なんでしょうが
  • もしかしたら、想定する読者によって日本語と英語をミックスで書いていくかもしれません!

強調しますが、ブログを終えたつもりはありませんので、3か月とか半年に一回、思い出したときに再度生存確認をしていただければ、幸いです。ではでは再見~

追記:そういえば見つけた貴重な一枚

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数少ない昆承湖のエネルギッシュな一枚。こんな日に走ると昇天します